九重山(1791m)

大分 2000.5.6

長者原(9:10)→すがもり越→久住分かれ→久住山→中岳→法華院温泉→雨ヶ池越→長者原(15:40)
 5年ぶりの九州。前日は筋湯温泉の旅館に泊り、翌日ゆっくり登る。長者原から見る九重山は噴煙をあげていて、どこを登っていくのか考えてしまった。林道の途中から樹林帯を抜け、そこから上はずっと炎天下の登りとなる。しかしあまり急なところもないまま、すがもり越へ。北千里浜の広々した道を、右手に95年にできた新火口の噴煙を仰ぎながら進む。久住分かれからは登山者の数もぐっと増え、にぎやかな久住山に到着する。大変素晴しい天気だが、霞んでいて遠くまで見えなかった。
  御池の南をまわり、九州本土最高峰の中岳に到着。旅館で作ってもらった弁当で昼食とする。坊がつるの広大な草原と、それを取り囲むように三俣山、平治岳、大船山があり、山群の巨大さをあらためて実感する。
 
中岳山頂から(三俣山・平治岳、手前は坊がつる)
  下山は法華院温泉へ。途中ガレ場もある沢状の道をぐんぐん下ると、山中の出湯があった。この日は入浴しなかったが、いつか泊ってみたい所である。その先坊がつるの手前を左に折れ、今度来るときはあの広い草原にテントを張ろうと考えながら歩いた。終始快晴ですっかり日焼けしてしまった。
 
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阿蘇山(1592m)

熊本 2000.5.7

仙酔峡(11:30)→高岳(13:00)→中岳→砂千里→火口西→阿蘇山西(15:20)
 前日(6日)は、湯坪温泉の宿に泊り少々飲み過ぎたが、朝食ではおかわりをし、一同元気に阿蘇へと向かう。
 すぐに雨が降りだし、風も強くて不安になるが、空のほうは明るいので先に進む。岩場の急な登りでぐんぐん高度をかせぐ。距離はそれほどでもないので、意外に早く高岳山頂に着いた。ここでお昼にする。目の前で堂々と雉を撃っているおやじがいた。ここでは遠くに祖母山が見えた。続く中岳からは、荒々しい阿蘇山の全体が見渡せた。
 砂千里まではやはり荒々しい下りで、途中転んでしまった。さらにコースをはずしてしまったが、ガスが出ていなかったのと、下のコースが見えたので、すぐに戻れた。砂千里は火山灰の砂浜で、宇宙を想像させる光景だった。
 
砂千里への下りから見た阿蘇山
 火口西の駐車場は観光客がたくさんいて、さすがに観光地らしい感じだったが、登山中に会った人は10人ほどで(ゴールデンウィークだというのに..)、有名な山のわりに歩いている人が非常に少ないのが印象的だった。
 
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