火打山(2462m)・妙高山(2454m)

新潟 2000.7.15〜16


  • 15日:笹ヶ峰(9:10)→黒沢→十二曲り→高谷池(12:35)

  • 友人2人とともに登る。
    行きの高速では上田あたりから雨が降り始め、信州中野を過ぎたあたりからは本降りになる。妙高では雨はほとんど降っておらず、このまま天気が悪くならないよう祈りつつ、タクシーに乗る。
    運転手さんの地元の話(熊、山菜とか)を聞きながら、思ったより早く笹ヶ峰に着く。

    小雨だったが、長い道のりなので合羽を着て出発する。蒸し暑い樹林帯のなか、汗が滝のように流れてくる。
    黒沢に出たところで、雨がほとんど降っていないので合羽を脱ぐ。
    十二曲がりの急な登りを過ぎ、だいぶ疲れた頃、富士見平に到着。雨は完全に止んでいる。
    このあたりから残雪が所々で見られる。しかし富士見平を過ぎたあたりから急に雨が降りだす。高谷池になんとかたどり着くが、雨はますます強くなる。

    高谷池のテントサイトは、まだ残雪に覆われているが、奥に登ったところに雪のない所があり、そこにテントを張る。雨が降っているので、張るのに苦労した。

    この日の火打山登頂は断念し、午後は酒を飲みながら話をし、のんびりと過ごすことにする。
    時間が経つにつれ、雨はますます激しくなり、風も強くなる。しかし6時を過ぎた頃、雨が止み、すごいスピードで流れる雲の切れ間から青空が見えることもあった。翌日の好天に期待して寝る。
     

  • 16日:高谷池(6:00)→火打山(7:20〜45)→高谷池→黒沢池ヒュッテ→燕新道分岐→妙高山(12:55〜13:38)→燕新道分岐→長助池→麻平→燕温泉(18:05)

  • 朝4時過ぎに目が覚めると、雲は多いものの晴れていた。
    相変わらず風は強いが、朝食のあと軽装で火打山へ向かう。山頂からは間近に焼山、雨飾山、高妻山、黒姫山などが見え、はるか彼方には白馬連峰まで見えた。さらに北西方向には、糸魚川の市街と日本海も確認できた。山から見る海もいいものである(以前、四阿山から直江津の海岸が見えたことがあったが、それよりもずっとはっきり見えた)。
     
    火打山頂からの日本海
     
    山頂近くから見た白馬連峰
    山頂までの登山道の両側には、様々な花が咲いていて、とても美しかった。天狗の庭には、昨年同様ハクサンコザクラが咲いていて、群落の所だけ紫色になっていた。残雪は、やはり去年よりかなり多かった。
     
    火打山(天狗の庭で)
    高谷池に戻ってからは、テントを片付け、黒沢池方面に出発する。
    とりあえず燕新道の分岐まで行って、天気と体調がよければ、妙高山にも登ることにする。
    東側は霧で覆われているが、このまま晴れそうなので、分岐に荷物をデポして妙高山を往復する。荷物がないと、なんと楽なことか。
    あいにく東側の展望はなかったが、西側は、朝登った火打山が遠くに見え、ずいぶん歩いたものだと感じた。

    長助池までの道は、残雪と泥のせいで歩きにくく、30分を要した。池ではワタスゲが見ごろで、大変美しかった。この先の道も雪や泥があり、標準コースタイムを大幅に上回る時間がかかった。そのため燕温泉に着いたのは6時過ぎになってしまった。

    杉の沢の温泉を出たのは8時。家に着いたら午前様だった。 翌日の仕事がつらかったのは言うまでもない。
     

    −見られた花−
    ワタスゲ、サンカヨウ、ミズバショウ、イワイチョウ、ウラジロナナカマド、キヌガサソウ、マイヅルソウ、ハクサンコザクラ、ハクサンシャクナゲ、オオバミソホオズキ、ハクサンチドリ、コイワカガミ、ショウジョウバカマ、エンレイソウ、ミヤマキンバイ、カラマツソウ、シラネアオイ、コバイケイソウ、ミヤマキンポウゲ、ベニバナイチゴ、ゴゼンタチバナ、ハクサンチドリ、クルマユリ(コオニユリ?)、(オオ)ヤマオダマキ、ヨツバシオガマ、リュウキンカ、オオオアマドコロ?

     

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