山伏(2014m)・大谷嶺(2000m)

静岡・山梨 2000.11.24〜25


  • 24日:大谷崩分岐(8:40)→山伏登山口→蓬峠→分岐→山伏小屋→山伏→新窪乗越(14:15)

  •  勤労感謝の日出勤の代休として翌日休み、金・土の2日で出かける。頑張れば日帰りできるコースだが、秋の寒いテントで寝たかったので、泊りとする。標高2000mの大谷嶺はミレニアムで注目されていて、なんとか今年中に登りたいと思っていた。
     大谷崩分岐の少し先の右側に駐車スペースがあり、そこに車を置き出発する。久々の大荷物ですぐに暑くなる。急な所は少なく、意外にはやく蓬峠に着く。ここからは急な登りが多くなり苦しい。分岐を左へ進み、山伏小屋へ。南面の広場で食事をして、水を補給する。今日はここでテントを張るつもりだったが、まだ早いので先に進むことにする。山伏山頂からは少し雪をかぶった富士山、南アルプスがはっきりと見える。南アに雪がないのは意外だった。山頂には数名の人がいた。
     
    山伏頂上から:富士山
    山伏頂上から:南アルプス(上河内岳、聖岳、赤石岳)
     尾根を歩き、新窪乗越へ。テント2〜3張程度のスペースがあり、ここに泊ることにする。テントを張っていると、大谷嶺からおじさんが一人下りてきたので、話を聞く。ここから往復1時間はかかるとのことだった。張り終えてから大谷嶺を往復する。2000年記念のプレートが立てられたりして(要は村おこし?)、それっぽい感じがした。山梨側では「行田山」と呼ぶらしい。
     テントに戻り、食事をする。携帯電話が通話可能だったので、自宅宛にここまでの記録をE-mailで送ってみる。気温は2℃。朝は寒くなるだろうと考えながら、6時半に寝る。夜中に目が覚めて外を見ると、宝石箱をひっくり返したような星空の中に、どうにかオリオン座を見つけることができた。
     
  • 25日:新窪乗越(6:50)→大谷嶺→五色ノ頭→八紘嶺→梅ヶ島温泉→新田→大谷崩分岐(12:26)

  •  朝は5時前に起きる。長い夜だった。気温は0℃。意外に暖かい。夕べの残りのご飯をラーメンスープでおじやにして朝食。天気が良かったので撤収も順調に進み、予定通り起床の2時間後に出発する。再びたどり着いた大谷嶺からは、やはり富士山、南アルプス、赤岳など、素晴しい展望である。
     
    標高2000mの大谷嶺で(右後方は赤石岳、荒川岳)
     この先もずっと尾根歩き。思ったよりアップダウンが多く、苦しい。八紘嶺への登りは特にきつかったが、登ってしまえば気持ちいい。あとはひたすら下りである。八紘嶺からは急に人とすれちがうようになる。「もう下山ですか」と何度も声をかけられる。土曜の朝なので、無理もない。
     膝が痛くなるような下りを終え、梅ヶ島に着く。紅葉がすばらしい。ここからは車道を6kmほど歩いて、大谷崩分岐の駐車スペースまで戻った。
     
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