北アルプス(上高地→折立・2001年8月)

2001.8.9〜13

第4日目(8/12)
コース
雲ノ平テント場(5:00)→雲ノ平山荘(5:24〜32)→アラスカ庭園(6:12)→薬師沢小屋(7:52〜8:13)→薬師沢出合(9:10〜25)→太郎平小屋(10:57〜11:10)→薬師峠(11:21) 
天気
雲ノ平から薬師沢出合の先まで雨、それから薬師峠まで曇。夕方雷雨。 
気温
雲ノ平(朝):13℃
距離
9.9km


前夜の雨は上がっていたが霧は残っている。午後の予報も悪いので、早めに出発することにする。
しかし荷物をまとめてテントの外に出たとたんに雨が降り出した。ついていない。
雲の平は霧雨で視界が悪く、「霧の平」・「雨の平」といったところか。
山荘に立ち寄って、前日に払えなかったキャンプ代を払う。朝早いのに、出発の準備をしている人が多
い。

小屋前の急坂を下り、薬師沢へ向かう。相変わらず霧雨の中の孤独な歩き。
途中で余りにも静かで怖いので、熊よけの鈴をつける。雨は次第に強くなってきた。
木道が突然終わり驚く。そこは苔むした岩がごろごろした、非常に急な下りだったからだ。
何度も後ろ向きに岩につかまって慎重に下った。汗がだらだら流れてくる。

雨と汗で全身がびしょぬれになり相当疲れた頃、ようやく薬師沢に着く。ホッとする。
靴の中まで濡れてしまったので、靴下をしぼる。まわりを木々に囲まれ、黒部源流が目の前を流れ、気持ちよさそうな小屋だ。
小屋から少し登った所で、ようやく雨が上がった。しかも晴れ間も見えてきた。途中小さな湿原があったりして、疲れを感じさせない道だった。

沢を渡るところで、再び靴下をしぼる。
更にゆるやかな道を進むが、最後の沢を渡ってからの急登がきつかった。稜線に出そうでなかなか出ない。
ようやく太郎兵衛平まで登ると、周りは広々とした湿原であった。気持ちいい。雲の平もこんな感じだったのだろうか。

太郎平小屋でビール(ロング缶)を買って、薬師峠へ。
テントを張って昼食のあと、太郎山あたりを散策する。帰ってくると、夕方4時くらいから雷雨になる。怖かったが、約1時間ほどでおさまった。
テントの中でラジオの高校野球を聞いた。ちょうど富山代表の滑川高校の試合だったが、負けてしまった。
テント場は混雑していて50張以上。だが、水場やログハウス風のトイレが整備されていて、快適であった。
夜は星が見えていたが、すぐに寝てしまう。この日はペルセウス座流星群のピークであるということを忘れていた。残念だった。
夜中は再び雨。
 

薬師峠テント場(午後3時頃)

<<  BACK  NEXT  >>

山行記録2001年