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長野 |
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2001.9.22〜23 |
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22日:雨→霧→快晴、23日:快晴 |
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車 |
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22日:三股駐車場(8:05)→三股(8:20)→ヤグラ(10:35〜40)→前常念岳(12:45〜13:07)→常念乗越(14:20)
23日:常念乗越(6:11)→常念岳(7:21〜8:18)→2512mピーク(9:52〜57)→2592mピーク(10:42〜11:00)→蝶ヶ岳三角点(12:15〜55)→蝶ヶ岳(13:23〜13:53)→三股(16:58)→三股駐車場(17:11) |
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16.2km(22日:5.6km、23日:10.6km) |
駐車場はちょうど満車になったところで、適当なスペースを見つけて駐車する。気温は5℃。とても寒い。
合羽を着て出発。林道終点からの登りはいきなりきつい。また、霧と雨でとても蒸し暑い。
辛い辛い登りも、ようやく尾根に出て一段落。雨は止んでいるので合羽(上)を脱ぐ。
更に登ると、森林限界に出た。花崗岩が美しいが、霧で展望はない。
寝不足のせいか、突然すごく眠くなり、途中の岩の上で10分くらい寝る。
ようやくたどり着いた前常念岳は、全くピークらしくないが、とりあえず三角点を踏んで昼食とする。
そこから乗越への巻道へと進む。紅葉がようやく始まったようだ。
途中で雷鳥クンに出会う。もうお腹のあたりが白かった。クロマメノキの実を食べる。甘酸っぱくて美味しい。
数メートル先が見えない濃い霧の中、常念乗越へ。小屋で手続きをした後にテントを張る。
常念小屋の山田氏の話では、「明日の天気は大丈夫、絶対晴れます」とのこと。
また、この日の朝は雪が舞い、うっすら白くなったそうだ。
寒いのでテントの中でビールを飲む。時々空が明るくなっているのがテントを通して伝わる。
突然、外の人の「すごいぞ!」という声で外を見てみると、霧が全くなくなり、常念の巨大な姿が目の前にあった。
興奮してテントを出る。八ヶ岳や槍穂高も見えてきた。東側の谷にはブロッケンっぽい虹が見える。
横通岳方面へ少し登ってみる。槍に沈む夕日を見ることができた。素晴らしい!!
このような劇的な天候の変化があるのも、山をやめられない理由の一つかもしれない。
食事は、夕日のシルエットの槍穂高を見ながらという、この上ないものであった。
暗くなってからは満天の星空。天の川がはっきり分かった。
寝る前に温度計を見ると、氷点下3℃。それだけで寒い気がした。
23日(常念乗越→常念岳→蝶ヶ岳→三股)
夜中は案の定、寒さで何度も目が覚めた。朝は4時10分に起きる。気温は意外にも0℃。
朝食や出発の準備をし、テントを片付けるために外に出てまもなく、日の出の時刻となる。
天気は快晴で、雲が全く見当たらない。浅間山の右から太陽が昇ってくる。すばらしい!
常念乗越から日の出を眺める |
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常念岳(朝の常念乗越から) |
1時間余りでようやく山頂へ。見えた山は、北アルプスは可能な限り全部!
他に時計まわりに頚城三山(その左は佐渡かな?)、北信の山、四阿山、日光連山、浅間山、八ヶ岳、御坂?、富士山、南アルプス、中央アルプス、恵那山、御嶽山といったところか。
大キレットの奥には白山も見えていた…
四阿山、日光連山、浅間山(常念山頂から) |
相変わらず雲はない。それにしても何というすばらしい天気か。これ以上の天気はないだろう。
下山はコースタイムで3時間ほど。やはり長い。
結構遅い時間なのに、すれ違う人が多いのが気になった。まあ、今日ぐらい天候が安定してれば大丈夫だけど。友達も、さっきまでが嘘のように元気になった。順調に駐車場まで戻る。
「ほりでーゆ四季の郷」で汗を流す。常念を眺めながらの露天風呂は最高だった。帰るのを惜しみつつ、高速に乗る。甲府から先で渋滞で、家にたどり着いたのは3時前だった。翌日も休みだったし、無理して帰ることもなかったな、と思った。