和名倉山(2036m)

都道府県
埼玉
日程
2002.11.9〜10
天気
9日:晴 時々曇 一時雪、10日:快晴
交通
コース
9日:三ノ瀬(10:27)→牛王院下(10:54〜11:00)→山の神土(12:03〜10)→西仙波(13:03〜13)→東仙波(13:30〜35)→川又分岐(14:31〜36)→和名倉山(15:00〜06)→幕営地(15:22) 

10日:幕営地(7:25)→東仙波(8:43〜48)→西仙波(9:10〜13)→山の神土(10:03)→将監峠(10:17〜22)→将監小屋(10:26〜30)→三ノ瀬(11:35)

距離

9日(三ノ瀬→和名倉山→幕営地) 
この時期には珍しく強い冬型の気圧配置の中、長いこと憧れていた和名倉山へ登ることにする。 
日帰りもどうにか可能ではあるが、山中テント泊とした。 

三ノ瀬の民宿の駐車場に車を置き出発する(2日で1000円)。晴れているが雲も多い。 
雲は次第に厚みを増していき、牛王院下からしばらく登ると小雪が降り始め合羽を着る。風も強くてとても寒い。 

 
山の神土 
奥秩父縦走路に出てしばらく歩くと、山の神土。3年前に歩いたときのことを思い出した。 
将監峠周辺で数日前に遭難者が出たそうで、心当たりのある方を探している旨の看板があった。 
 
 
山の神土からは道は細い。笹が滑りやすく道を踏み外しそうになる。 
しばらく歩くと笹の斜面のトラバースとなる。ここで犬を連れた捜索隊?にすれ違った。 
西仙波手前で単独行の男性に会ったので、テン場と水場について教えてもらう。 
 
東仙波 
西仙波の先のピークを過ぎて急坂を下り、登り返すと東仙波。 
この付近からは秩父方面がよく見える。しかし風がとても強い。気温は-3℃。 
 
この先も道は割とはっきりしているが、ワイヤーがあちこちに残ってて歩きにくい。 
川又分岐の先にかなり広い平地があって(男性に聞いた場所)、そこにテントを張ることに決める。 
少し登って分岐を右に進むと、千代蔵の休ん場。 
傾斜がきついが、テントもいくつか張れそうな明るい草地。 
 
和名倉山山頂 
山頂の手前は道がわかりにくいが、注意していれば迷うほどでもなかった。 
山頂は、細い樹木が密生した深い樹林の中にぽっかり開いていて薄暗い。 
雪でうっすら白くなっていた。気温-6℃。 
 
来た道を戻り、さきほどの広場にテントを張る。樹木は少なく落ち葉のじゅうたんとなっていて非常に快適。 
水場はテープを頼りに5分ほど下ったところにあった。一部凍っている。 
今夜はたった一人でさびしいので、FMを聞きながら酒を飲む。 
酒が焼酎1合のみと少ないのが心残りだった。気温を見ると、-10℃まで下がっていた。 
 
 10日(幕営地→将監峠→三ノ瀬) 
夜中はやはり寒かったが、落ち葉の上だったので快適だった。 
朝起きるとまくら元の水が半分凍っている。この日も天気はよい。 
テントを片づけ出発する。往路を戻るだけなので、順調に進むが腹痛をおこしてしまう。 
東仙波手前で…(以下、略)。
 
筑波山が見える 
この日は風もおさまり、雲もなく展望が素晴しい。 
東仙波のあたりから、熊谷方面や遠く筑波山がはっきりと見え、驚く。 
 
 
気持ちよく尾根を歩く
東仙波を過ぎたあたりから、登山者に出会い始め、その先数組の登山者と会った。
山の神土からは将監峠へと向かった。
東仙波から山の神土にかけての尾根
 
スキー場のゲレンデのような草地を下ると将監小屋。
あとはひたすら林道を下って駐車場へ戻った。

帰りは丹波山ののめこい湯に入浴した。
 

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