鳳凰三山(2840m)


都道府県
山梨
日程
2003.8.2〜3
天気
2日:曇時々霧のち晴、3日:晴のち時々霧
交通
コース
2日:夜叉神トンネル(9:48)→夜叉神峠(10:44〜56)→杖立峠標識(12:16〜19)→苺平(13:41〜56)→南御室小屋(14:19)

3日:南御室小屋(4:00)→砂払岳(4:51〜5:03)→薬師岳(5:14〜26)→観音岳(5:47〜6:07)→地蔵岳(6:58)→オベリスク肩(7:08〜27)→地蔵岳(7:38)→観音岳(8:49〜9:09)→薬師岳(9:29〜38)南御室小屋(10:21)
南御室小屋(11:12)→苺平(11:38〜42)→杖立峠標識(12:50〜53)→夜叉神峠(13:42〜55)→夜叉神トンネル(14:37)

距離
2日:8.0km、3日:16.6km

以前、北岳に登ったときに、今度登ってみたいと思っていた鳳凰三山。 
1泊2日、夜叉神からの往復で登ることにする。 
登山口まで下道で行く。車内のラジオの気象情報では、遅れていた関東の梅雨明けが今日になるだろうと、盛んに伝えている。 

友人と芦安で待ち合わせ。一台で夜叉神峠へ向かう。峠の駐車場は意外に車が少なかった。 
夜叉神峠から先の林道は、崖崩れで通行止め。結局この年は通れることはなかったようだ。 
通行止めのことを知らずに、広河原方面に向かおうとしていた人が結構いた。 

夜叉神をスタート
準備を整え、出発する。広めの登山道をゆっくり登っていく。 
だいぶ汗が流れるが、思っていたより早く夜叉神峠に着く。残念ながら霧で展望はないが、ヤナギランなどの花が美しい。

蒸し暑い樹林帯の登り
峠から先はきつい登りとなり、樹林帯でムシムシしてきつい。 
杖立峠は、どこなのかよく分からなかった。
辻山の登りで樹林が途切れる場所があり、一休みする。 
霧も晴れて辻山のあたりがよく見える。リンドウ?などの花も美しい。 
苦しい登りが終わり、苺平にたどり着くと、大荷物のワンゲル部のパーティーに会う。 
ものすごい大きさの荷物を背負っている。
南御室小屋
しばらく、緩やかに下っていくと南御室小屋。 
近くの水場の水は、とてもうまい。テント場も意外に広々していて快適だった。
小屋の近くに、携帯電話がつながるとの表示がある地点があったが、つながらなかった。 テントを張り、3時から7時まで飲む。 
テント場で花火をやっているグループがいた。


第2日:鳳凰三山を往復して下山
今日は軽装で鳳凰三山を往復して、テントを片づけて夜叉神へ下山することにする。 
行程が長いので、朝3時45分に起きて、4時に出発。 
大接近の火星が、夜空に大きく見える。 
樹林の中は無気味だが、一人ではないので心強い。。
ご来光
砂払岳手前で森林限界に出る。風が気持ちいい。 
だいぶ明るくなってきて富士山が良く見える。ご来光を待つことにする。
砂払岳で(左から観音岳、薬師岳)
一旦下って、薬師岳までは、あっという間。白根三山が大きく見える。
足下には、タカネビランジのピンク色の花が綺麗だった。
この先は白砂の稜線を進む。
観音岳
展望はとてもすばらしく、もう間近に地蔵岳のオベリスク、富士山、白根三山、甲斐駒などが大きくはっきり見える。
ここの三角点は、真っ二つに折れていた。 
観音岳からは、間近に地蔵岳が見える
観音岳の下りでは道を間違えるが、すぐに元の道に合流した。。
コルの手前にロープがつけられた急な下りがあり、きつい。
コルから登ったピークの付近には、シャクナゲが咲いていた。

地蔵岳の標識は、多くの石像とともに、オベリスクの下にある。
せっかくなので、オベリスク肩まで登ってみる。
途中で岩に頭をぶつけて大変痛かったが、急な岩場を登り、肩に到着。

地蔵岳からの大展望
今まで見えていた山に加え、御嶽山や槍穂高、八ヶ岳やその麓の町など、すばらしい展望。狭い場所ではあったが、ゆっくりした。
オベリスクはさすがに登るのは無理な感じであった。
甲斐駒ヶ岳が大きい(オベリスク肩で)
下山
名残惜しいが、下山する。
南御室小屋まで天気が良く、展望を満喫できた。
薬師岳からの間ノ岳、北岳
テントを片付けていると、ガスがあがってきたが、天気が崩れることはなかった。
辻山先(2300m付近)の花畑で、NHK小さな旅の取材(中学生の登山)に会う。
杖立峠から先の下りが、蒸し暑くてきつい。
帰りは、芦安の「金山沢温泉」で汗を流した。

最初と最後はあまりよい天気ではなかったが、鳳凰三山の縦走では晴れて展望に恵まれ、
またテント場でのんびりでき、満足のいく山だった。

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