大朝日岳(1870m) |
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秋の初めの連休に、東北の山に一泊で登る。山形県は8年ぶり。
栃木で友達と合流し、総勢3名で出かける。 高速を使うと、山形までは意外に近い感じがした。 寒河江で高速を降り、コンビニで買い出し。8年前は山形にはコンビニはほとんど無かったと記憶している。便利になった。 第1日:日暮沢→竜門小屋
水場の手前で、単独行の男性とすれ違う。
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清太岩山
3時間ほどの長く苦しい登りが終わり、清太岩山にたどりつく。 霧も晴れてきて、これから向かう竜門山、その右に寒江山、以東岳、遠くにはに鳥海、月山まで見えた。 |
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清太岩山からは、ユーフン山が目の前 |
鳥海山がくっきり
この先も霧が時々出るが、ユーフン山から先の尾根では、紅葉が始まりつつあって美しい。 鳥海山がはっきり見えてくる。その左側には、海も見えてるような気がした。 |
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右奥に鳥海山 |
稜線も見える
寒江山から以東岳への稜線がすばらしい。 だが、残念ながら大朝日や西朝日など、南側は全く見えなかった。
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小寒江山と以東岳 |
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最後に、ちょっぴり色づいた急坂を登りきると、竜門山。
山頂ではナナカマドの実があざやかだ。 |
竜門小屋に到着
少し下っていくと、霧の中から竜門小屋が突然現れた。 小屋は建て直されたばかりだそうで、とてもきれい。 |
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竜門小屋 |
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水は、小屋のすぐ近くに引かれてて問題ない。外はとても寒くなってきた。
荷物を整理し、さっそく飲み始める。友人が持参したおでんがうまい!今夜の宿泊者は20人ちょっとだった。 |
夕焼け
夕方は沈む太陽が寒江山の向こうに見え、幻想的だ。 南側には、西朝日岳もくっきりと見えている。皆、写真を撮り始める。
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小屋前から見える夕焼け |
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暗くなってからは、下界の明かりが見えた。
そんな感じで翌日は天気の回復を期待したが、小屋で隣になった地元の男性曰く、明日は東風で確実に雨だそうだ。 |
第2日:西朝日岳、大朝日岳、小朝日岳などを縦走し、日暮沢へ下山
朝起きると、昨晩男性が言ってた通り、本当に霧と雨でがっくり。 荷物をまとめ、やる気なしモードの中、出発する。 途中で、キーホルダー型の温度計を、小屋の窓の外に置き忘れたことに気づく。取りには戻らなかった。 途中の登山道では、ハクサンイチゲの残骸のようなものが残っていた。 ラジオの天気予報を聞くが、一日雨のようだ。足取りが重い。 霧と雨で何も見えない中をダラダラ登ると、西朝日岳。
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大朝日岳へと縦走
大朝日岳へ向かう。それほどの距離ではないはずだが、悪天候のせいか長く感じる。だが雨のほうは止んできた。 中岳を下り、大朝日小屋手前の登りが、意外にきつかった。 |
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中岳の下りで |
大朝日岳
大朝日小屋の前に荷物を置き、大朝日岳山頂を往復。 もちろん何も見えなかったが、悪天候の中ここまで来たという達成感はあった。 周辺の低木もだいぶ色づき始めていて、それも良かった。
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霧の大朝日岳山頂 |
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小屋の中に入れてもらい、二階でラーメンなどを作って食べる。
冷え切った体が、とたんに暖まる。生き返った気がした。 まだ先が長いので、程々に休んで出発する。
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霧が晴れる
銀玉水を過ぎたあたりから霧が切れ始め、目の前に小朝日岳が見える。 ところどころ紅葉した稜線が美しい。少しやる気が出てきた。 。
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目の前に小朝日岳 |
小朝日岳
鞍部から、かなりの急坂を登りきると、小朝日岳。 振り返ると、大朝日の山頂直下まで見えてきている。谷筋に雪が残っていて驚いた。
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大朝日岳を振り返る |
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大きく下って、次のピークは古寺山。小朝日岳や、雲に覆われた大朝日岳などの稜線を眺める。
ここから先は樹林帯に入るので、最後の展望だ。 途中のの道はドロドロで、足が汚れる。 ハナヌキ峰からの下りはとても急で、膝がガクガクになった。 下りきってから、少しアップダウンのある道を進むと林道にでた。ホッとする。 |
日暮沢小屋へと戻る
林道を20分余り歩くと、登山口の日暮沢小屋に着いた。 天気のせいもあって、かなりくたびれた一日であった。
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日暮沢小屋 |
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途中どこかで温泉にでも浸かろうかと思ったが、遅くなってしまったので、
今夜の宿の蔵王温泉へと向かう。宿に着いてから、ゆっくり汗を流した。 |
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