橿原に泊まり、未明に出発。 5時半頃にビジターセンターの駐車場に到着するが、霧と雨と強風で外に出ることができない。 仕方なく車内で寝る。何度か目が覚めても止む気配がなく諦めかけたが、3時間くらい待って雨は止んでいたので外に出て準備する。
予定より遅くなってしまったので、最初に考えていたコースではなく、短いコースに変更する。 ビジターセンター脇の道を進む。すぐに尾鷲辻方面へと分かれるが、コンクリートで固められた遊歩道風の道だが、鬱蒼とした森。 わずかに開けてくると尾鷲辻で、ここからは奈良と三重の県境の尾根を進む。少し進むと正木ヶ原。疎らな樹木と笹原が広がっている。更に進んで行くと、倒木や立ち枯れの中に木製の階段が続く正木峠の登り。霧で視界が悪いが、写真などでよく見る異様な風景だ。
最後に急な階段を一気に登ると、日出ヶ岳の山頂に達する。 一等三角点と大きな展望台があり、天気が良ければ大峰山や、眼下に熊野灘も見えるようだが、今回は霧で展望ゼロ。一瞬太陽が見えたりもしたが、それで終わった。 下山はビジターセンターへ真っ直ぐ。午後から晴れの予報が出ていたので、すれ違う人が増える。県境の尾根から少し下ったところに、わずかに残雪があった。
遊歩道風の道をどんどん進み、あっという間にビジターセンターに着いた。それを待っていたかのように、急に青空が広がった。 |