山上ヶ岳(1719m)

都道府県
奈良
日程
2006.5.3
天気
快晴
交通
コース
清浄大橋(7:21)→洞辻茶屋(8:39〜45)→西ノ覗岩(9:15)→山上ヶ岳(9:27〜10:02)→レンゲ辻(10:20)→稲村小屋(10:53〜56)→大日分岐(11:11〜23・大日岳往復)→稲村ヶ岳(11:33〜41)→稲村小屋(12:04〜09)→法力峠(12:57〜59)→母公堂(13:34)→清浄大橋(13:54)
気温
距離
17.3km


登山口へ
未明に橿原を出発する。
洞川温泉を抜け、大橋茶屋の大きな駐車場に止める。すでに多くの車が止まっている。
天気は快晴で、駐車場から稜線の岩場が見える。

女人結界門
駐車場からわずかに歩き、橋を渡った先に「女人結界」の門がある。
これをくぐると、男性だけの世界となる。

 
ちょうど下山のピークなのか、とても多くの人とすれ違う。
お経を唱えながらの人、ホラ貝を吹いてる人。交わす挨拶は「ようおまいり」。
なんか違う国に来た錯覚すらあったが、ちゃんと「ようおまいり」と返す。
登山道は杉林の広い道をトラバース気味に登るので、なかなか距離も標高も稼げない。

登っていくと、一本松茶屋の建物の中を通る。この先の各茶屋も同様に建物の中の通過だった。
お助け水の水場ではタバコをプカプカの人がたくさん。ここで若干の残雪を見る。

奥駆道に入る
洞辻茶屋からは奥駆道で、尾根歩きとなる。
樹間から展望があり、前日の高見山が見えた。
洞辻茶屋(茶屋の中を奥駆道が通っている)

鐘掛岩方面は通行止めで、仕方が無く迂回路を行く。こちらは木の階段で整備された道となっている。
石碑が両側に立つ道を行くと、西の硯岩。人が多く、修行の様子は見られなかった。

大峰山寺
宿坊が何軒か建っている所を巻いて登っていくと、大峰山寺の門があり、脇には注意書きがある。
これをくぐると間もなく、とても大きな山寺がある。ろうそくを供えて参拝した。

 
山上ヶ岳(1719m)
大峰山寺のすぐ後ろの通称「お花畑」は、笹原の広々した場所で、少し離れたところに一等三角点がある。
素晴らしい展望で、谷の向こうに翌日登山予定の八経ヶ岳、その向こうに続く山脈、金剛山のほうも見えた。
お花畑から−八経ヶ岳、手前に稲村ヶ岳
山上ヶ岳からは急な下り。途中は鉄の階段がいくつもあり、なかなか険しい。
再び女人結界を抜けるとレンゲ辻。女性で賑やかになるかと思いきや、ほとんど人とすれ違うこともない。
崩れやすい場所をいくつか越え、単調な道を進むと稲村小屋に出る。ソーラー式水洗トイレあり。ここで今回初めて女性に会う。

稲村ヶ岳をピストンすることにする。
大日岳を巻くあたりは急な雪渓のトラバースがあるが、道はしっかりしている。
途中で一旦、大日岳をピストンする。分岐から急な鎖場や岩場を這うように登るが、やっとの思いでたどり着いた山頂は展望は良くなかった。
再び稲村ヶ岳への道に戻る。登山道が崩れてしまい、通過に緊張する箇所があった。

稲村ヶ岳(1726m)
稲村ヶ岳の山頂はシャクナゲなどに覆われているが、大きな展望台があり眺めが良い。先程の山上ヶ岳なども見える。
だが揺れるので、長居はしなかった。

稲村ヶ岳から−金剛山方面
稲村小屋まで戻る。この先は単調で退屈な道。この時間だとまだすれ違う人が多い。小屋泊まりだろうか…。
宝力峠に着く頃には人もいなくなり静かになる。だが母公堂から車道に出ると、車がひっきりなしに通り過ぎ、さすがはゴールデンウィークという感じだった。

下山後に洞川温泉センターに立ち寄る。駐車場は約10分待ち。ここに車を置いて、鍾乳洞や洞川の街を散策した。

行者還トンネルへ向かう
この日のうちに、八経ヶ岳の登山口である行者還トンネル西口まで車で移動。
一応舗装された国道だが、路面は穴だらけ。狭くてすれ違いも困難で大変だった。それでも峠の近くは道が広かった。
駐車スペースには既に何台も車が止まっている。ちょうどトンネルに一番近い場所が空いていて、そこに置いた。
行者還トンネルへと続く国道309号線


 
写真はこちら
 
山行記録2006年