燕岳(2763m)

都道府県
長野
日程
2006.7.15〜16
天気
霧 時々 雨
交通
コース
15日:中房温泉(10:02)→第1ベンチ(10:31〜39)→第2ベンチ(11:00〜06)→第3ベンチ(11:28〜42)→富士見ベンチ(12:10〜30)→合戦小屋(12:57〜13:08)→合戦ノ頭(13:25〜33)→燕山荘(14:10・燕岳往復)
16日:燕山荘(8:42)→合戦ノ頭(9:10)→合戦小屋(9:20)→富士見ベンチ(9:38)→第3ベンチ(10:10〜10:15)→第2ベンチ(10:35)→第1ベンチ(10:50〜58)→中房温泉(11:20)
気温
距離
12.6km
携帯電話(au)
燕山荘・燕岳で可能


16日(中房温泉→燕山荘・燕岳)
梅雨明け前の微妙な天気の中、信州へ向かう。
穂高町付近では一部に青空も出て、有明山も見えていたが、中房温泉への途中で雨がパラパラ降りだす。

第一・第二駐車場は既に一杯で、少し離れた第三駐車場に止める。
シーズン中はここも早い時間に満車になるらしい。
小雨が降っているが、雨具は着ずに出発する。
登山口のトイレは使用禁止になっていて、別のトイレを探すが見つからない(下山時には使用可能になっていた)。

合戦尾根の急な登り
登山口からは、いきなりよじ登るような道。すれ違う下山者も結構多い。
30分ほども頑張ると第一ベンチ。右側を少し下ったところに水場がある。とても冷たい水だった。


第一ベンチ
ここからも同じような道を登っていくが、第二ベンチを過ぎると雨足が強まってきたので、第三ベンチでの休憩で雨具を着る。
富士見ベンチ手前にかけてもきつい登り。雨は降ったりやんだりだが、富士見ベンチからは安曇野が見える。山のあたりだけ雨が降っているようだ。
このあたり小さい虫がたくさん飛んでいてうっとおしい。

合戦小屋まで登ると、急登も終わって一安心。少々休憩する。
スイカは売られていたが、買っている人はいないようだ。

森林限界に出る
合戦の頭から先はガスの中に入る。ガスに入る直前、振り返ると有明山が大きく見えていた。
この付近から森林限界となって、イワカガミなどの花が所々で咲いている。珍しいササの花を見た。
 
有明山が見える

燕山荘(約2700m)
ガスのかかる尾根道を登っていくと燕山荘に着く。小屋の手前には、なんと数メートルの雪の壁がある。
テント場も例年になく雪融けが遅いそうで張る場所が少ないが、狭い場所になんとか張れた。

燕山荘の直下で
テントを張ってしばらくして雨も上がったので、山頂まで往復してしまうことにする。
小屋の周辺はハクサンイチゲ、ミヤマクワガタ、コマクサなどの花が美しい。
霧が少しだけ晴れ、上部が雲で隠れた裏銀座方面が時々見える。
すれ違ったオバちゃんグループに、山頂付近にいる人への伝言を頼まれた。

燕岳(2763m)
山頂は狭く、先客は二人だけ。男性のほうにシャッターを押していただく。
一瞬だけ烏帽子岳のあたりが見えるが、展望は優れない。
 
燕岳山頂から−北燕岳

テント場へ戻る途中に雨が強く降り始め、風も強まってくる。
この雨はその後やむことはなく、夜を迎える。
夜中は予報に反して、日本海からの梅雨前線の通過で、雨風ともに強まった。



17日(燕山荘→中房温泉)
翌朝は周りのごそごそした音もあり、4時20分には起きる。
その後一時的に雨があがったので、トイレに行ったり写真を撮ったりするが、再び降り出す。

食事をした後に、小屋のあたりを軽く散策してから撤収する。
既に他のテントはほとんど無かった。

翌日も悪天−燕山荘テント場で
下山を始めてから間もなく、雷鳥に会う。まだ小さい。
この先、ところどころ沢のようになって滑りやすい道を、一気に下った。
車に荷物を置き、有明荘で入浴と食事をして帰った。
結局、山の中はほとんど霧と雨だったので、晴れた日にもう一度登りたいと思った。

尚、この後19日にかけて、長野県内では豪雨となり、岡谷あたりで大きな被害があった。

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山行記録2006年