編笠山(2524m)

都道府県
長野
日程
2006.10.8
天気
霧/晴
交通
コース
富士見高原スキー場(6:00)→不動清水(6:27〜6:32)→3本目の林道(7:24)→西岳(8:30〜46)→乙女の水(9:23〜28)→青年小屋(9:33〜39)→編笠山(10:00〜52)→不動清水(12:28)→富士見高原スキー場(12:47)
気温
3℃(西岳)、5℃(編笠山)
距離
12.9km

この連休は新潟方面の山に行きたかったが、冬型で天気が悪そうなので、八ヶ岳にする。

前夜、富士見高原スキー場の駐車場で車中泊。真っ暗闇で気持ち悪い。
トイレの鍵は開いていて、ライトを持参すれば使用することができた。

それなりに眠れ、翌朝5時半に起きる。青空が見え、天気は良さそうな感じ。
ゴルフ場の駐車場に移動してから、出発。いきなり分かりにくい道だった。
草が多い樹林帯を緩やかに登る。今年はクマのニュースが多いので、鈴を鳴らしながら歩く。
 
不動清水
突然、広い林道に出て、数分歩いてわき道に入ると不動清水の水場がある。
水は勢いよく出ている。また、ここには古いトイレがある。


西岳へ向かう
再び登山道に入ってからも緩やかな樹林帯で、トリカブトの花があちこちに見られる。天気は良いが、展望は無い。
林道を二本横切り、三本目の林道にはなんとジープが2台停まっていた。こんな上まで車で来れるとは知らなかった。

林道に停まっていた車

なんだか寂しいので、鈴をやめてラジオにする。このあたりから木々の色付きが目立つようになる。
山の上のほうには雲がかかっていて、2200m付近からガスの中に入ってしまう。
西岳の下のガレ場にはマツムシソウがまだ残っていた。このあたりから風が強くなる。

西岳(2398m)
西岳山頂は風が強く、時折、霰のようなものが飛んでくる。気温は3℃。
ここで上下カッパを着る。


青年小屋へは、多少のアップダウンはあるが、歩きやすい道。
色付く種類の木が少なくて残念だが、足元に赤いナナカマドの葉がいくつも落ちていたので、紅葉自体が終わりかけだったのか?
2年ぶりに訪れる乙女の水も勢い良く出ていた。ここで1.5リットル汲み、自宅に持って帰った。

青年小屋
青年小屋は前回同様に荒れた天気。いや、前回よりひどいか。新しく立派なトイレができていた。




小屋からは風でよろけながら、ゴロゴロ岩を登っていく。ずいぶん人が増えたように感じた。

編笠山(2524m)
編笠山山頂はものすごい風で、時折立っていられないほどの突風が吹く。気温は5℃。
木々には霧氷が付き、山頂の看板にもエビの尻尾のようなものができていた。



霧は徐々に切れつつあり、一瞬晴れると、遠くに大きな富士山、また手前の山の美しい紅葉などが見えた。反対側にはさっきの西岳も間近に見える。
風下でラーメンを作って食べるが、体が温まる間もなく冷えてしまった。

ゴルフ場へ下山
強風の中、慎重にゴロゴロ岩を下っていく。すでに霧は晴れていて、南アルプスや諏訪湖のほうも見える。

山頂直下からの西岳と、奥に諏訪湖

これから向かうゴルフ場はまだ遠い。樹林帯に入るまで時間がかかったが、それからは順調に下った。
途中の標高100m毎には、それを示す看板もあり、目安になった。すれ違う人もそれなりにいた。
だいぶ飽きてきたころ、再び不動清水に出る。あとは朝の道をゴルフ場まで戻った。

山頂の霧と強風は残念だったが、なかなか楽しい山歩きだった。
スキー場の下にある鹿の湯に入浴。中央道はすいていて、5時過ぎに自宅に着いた。
ちなみに、この連休中は冬型気圧配置による吹雪などにより、北アルプスなどで遭難事故が相次ぎ、長野県内だけで8人が亡くなっている。

 
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山行記録2006年