焼山から先はほとんど平坦な道になり、気持ちよく歩ける。
平丸分岐あたりで、樹木の隙間から真っ白な白根三山が見える。
時間が時間なので、ここで立ち止まって、おにぎりを食べてしまう。今思えば、広々した黍殻山か避難小屋まで待てばよかった。
黍殻山への分岐を右に入ると、道は少々荒れてはいたが、迷うような箇所はなかった。
山頂には機械式雨量計がでんと建っている。下山も少し分かりにくいところがあった。
この先に水場の標識があったので、今後の参考にと見に行ったが、水は全然出ていなかった。
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避難小屋前で大休止
黍殻避難小屋は、驚いたことにサッカーでもできそうなくらいの草地の上に建っている。
実に気持ちの良い場所なので、お湯を沸かしてココアを飲んでのんびりした。
キャンプには絶好の場所だろうが、丹沢でのキャンプは禁止されている。小屋は10人くらいは泊まれそうな広さで、なんと水洗トイレあり。
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黍殻避難小屋前の広場
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ここからさらに登り、八丁坂ノ頭に到る。この日の最高地点。
蛭ヶ岳への縦走路から分かれ、実に10年半前に歩いた道を、青根へと向かう。
前回の記憶は全くなく、霜柱で滑りやすい道をぐんぐん下っていく。
これといった特徴もなく、飽きてきたころに林道に出た。
舗装済の林道を40ほど下り、バス停で朝夕一本しかないバスを、缶コーヒーを飲みながら待つ。
西野々で降り、停めてある車へ戻った。
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