十枚山(1726m)

都道府県
静岡・山梨
日程
2008.5.5
天気
交通
(車)
町田(3:25)→横浜町田IC(3:40)→清水IC(5:20)→中の段入口(6:40)
梅ヶ島(12:40)→沼津→御殿場(15:40)→中井→飯山(18:00)→町田(19:00)
コース
中の段入口(6:50)→直登コース分岐(7:45)→十枚山(9:08〜24)→十枚峠(9:40)→直登コース分岐(10:40)→中の段入口(11:23)
気温
距離
10.5km


ゴールデンウィークは岐阜の小秀山と金糞岳に登るつもりが、休み前に仕事でトラブルがあり、急遽一日出勤となってしまった。
考えた末、急に思いついた「十枚山」に2連休の初日に出かける。ここなら、登山とドライブの両方が楽しめるかなと。
今回が、新しく買った22リッターのザックのデビューとなる。

高速道路の深夜割引(40%OFF)のため、早めに出発。
清水で下りて給油と買い出しをして、安倍川沿いを走る。
第二東名の静岡インター付近の工事はだいぶ進んでいた。

県道から分かれ、中ノ段への林道奥のヘアピンカーブ手前に、数台の駐車スペースがあり、この先は関係者以外立入禁止になっている。
ここに車を置いて出発する。

美しい茶畑を登っていく
急斜面に広がる綺麗な茶畑の中に集落があり、車道をぐんぐん登っていく。 薄日が射したりもしているが曇り空。
少し登ると、安倍川の向こう側の山が見え、2000年に山伏や大谷嶺に登った時の事を思い出す。
 
歩いている途中で、スズを落としたことに気づく。
登り詰めた集落の奥に消防車が止まっていて、ヘリも飛んでいる。何かあったのか?

消防署員が二人いたが、ヘリがうるさかったこともあり、何も聞かずにとりあえず登り始める。
登山口には「熊出没注意」の看板があるが、スズを途中で落としてしまったのでラジオ鳴らすことにする。
だがヘリがうるさくてラジオが聞こえず、あまり意味は無い気がした。


直登分岐点
直登分岐点では左の「直登コース」へ進む。
最初はたいしたことないが、途中から急で大きいジグザグの登りになる。
登りの途中では、休んでいる男性がいて、駐車の場所などについての話をする。
 
急登が一段落し、ガレ場を渡る付近からガスの中に入る。
尚、ここには「事故発生地点」の看板があり、確かによそ見をしてると危険だろう。
馬酔木の咲くぬかるんだ登り付近で、木からの水滴と小雨のため、雨具を着ることにする。

十枚山(1726m)
あっけなくたどりついた山頂は、風とガスでとても寒い。
晴れれば展望良しとのことだが、この日は何も見えなかった。
山頂直下ですれ違った人から、前日からの行方不明者がいるとの話を聞く。


 
十枚峠
小雨模様の尾根を南下していき、間もなく十枚峠。
ここも低い笹が生えているだけなので眺め良さそうだが、あいにくのガス。
登る予定にしていた「下十枚山」は、この天気で登る意味もないのでパスする。
峠からの下り始めの斜面は苔むしている。
最初の水場は、事前情報通りテントが数張いけそうなスペースがあり、水も多く流れていた。
もう一つの沢を下ると救助隊の人にすれ違い、話を聞かれる。まだ見つかっていないとのこと。
 
周りに注意しながら下山
この先は、周りに人がいないか注意しながら下っていった。
途中の沢には、やや危険な滑りやすい岩あったので、気をつけて通過した。

 
さっきの分岐点を過ぎ、車道終点では警察などが20人くらいが集まっている。
遭難者とは携帯で連絡が取れるとのこと。歩いたコースと時刻を詳しく聞かれた。

この先も村人などに話を聞かれたりした。
まだ早い時間の下山だからか・・・。

温泉は梅ヶ島の黄金の湯。悪天にもかかわらず混んでいた。
林道は山梨側は通行止めなんで静岡市内方面に戻るが、全て下道とする。
Uターンラッシュのピークだが、裏道で順調だった。

その後のニュースで、あれから間もなく遭難者は無事救助されたとのことだった。
 
山行記録2008年