帯広空港で外に出ると、既に高原の空気。
レンタカーで幸福駅を観光し、音更の道の駅で中華ランチバイキングの昼食。
あとは三国峠までまっすぐ向かう。
上士幌のセイコーマートで買い出しをしたが、音更から三国峠まで、約1時間50分だった。
天気だが、良く晴れている。
三国トンネル手前には、トイレや売店、カフェがある。
三国峠の看板で、1995年に来たことを思い出す。
三国山の分の飲み物を買い忘れたので、自販機で水を1本買った。
トンネルの上川側に広い駐車スペースがあり、そこに車を置いて着替えて出発する。
トンネル入口で工事をしていて、あいさつをして脇を抜けていく。
登山口は、道標などは無い。
すぐに残雪を見る。
沢沿いを何度か渡渉しながら登っていく。
クマに会わないように、笛を吹きながら進んでいく。
途中、厚い雪の壁があり、脇をよじ登る。日差しか強くて暑い。
一度、雪を踏み抜いて、股の上まで落ちた。
沢を離れてぐんぐん登ると、尾根に出る。眺め良し。
ちょっと藪っぽい道を進むと、北海道大分水点のピークに着く。
北海道の真ん中に来たことを実感する。
大分水点から三国山山頂への下りは、藪が深いところがある。
帰りにこのあたりで、首を這っているダニをつかまえた。
三国山山頂は、霞んできてはいるがそれなりの展望で、大雪山や北見富士、翌日登るニペソツなどが一望できた。
往路を戻る。
沢に出てからは、やはり笛を吹きながら下った。
トンネル入口に出ると、工事は既に終了していた。
車に戻り、長袖シャツを脱ぐと、中にダニが2匹いた。
車で30分ほどの幌加温泉「湯元鹿の谷」で汗を流す。
湯治場的な雰囲気の混浴。
ノンアルコールビール250円を200円にしてくれ、煎餅も出してくれた。
札幌からのパーティーのガイドの方が話しかけてきてくれ、翌日にニペソツの前天狗で再会した。
風呂の後は、ニペソツの登山口「杉沢出合」へ向かう。
心配したダート道はフラットであるが、一部ボコボコのところもあった。
杉沢出合は既に車が5台ほど。千葉や大宮ナンバーも止まっている。
車の外でビール(クラシック)を飲んで、真っ暗になった頃に寝た。
夜中に起きると、ものすごい星空だった。
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