つくばを朝3時に出発して、約5時間かけて御池に到着。スタートは曇りだったが、途中の湿原から霧が出てくる。前年の冬からこの年の春にかけて記録的な大雪だったため、雪融けが遅かったらしく、熊沢田代〜俎嵒間に大きな雪渓が残っていた。
その雪渓のあたりで雨が激しく降ってくる。しばらくすると雨はやんだが、たどり着いた俎嵒もガスに覆われ、展望はなし。最高峰の柴安嵒で寒い中、昼食とする。再び俎嵒に戻り、ミノブチ岳に下りはじめてすぐ、霧が急に晴れたので大休止した。本当に感激の瞬間である。あまり遠くまで見えなかったが、足元の尾瀬沼や、山頂近くの新緑（ダケカンバ？）と白い残雪とのコントラストが特に美しかった。
尾瀬沼手前の長英新道は一面の雪で、赤ペンキの目印がなかったら道に迷うところであった。沼周辺では､まだワタスゲが大量に咲いていた。
沼山峠からは、路線バスで御池に戻る。夕食は舘岩のラーメン屋で食べた。