雲取山(2017m)

都道府県
東京・埼玉・山梨
日程
1999.11.20〜22
天気
交通
成瀬(JR)古里、新地平(バス)三之橋(バス)塩山(JR)成瀬
コース
20日:古里(7:25)→赤抗山(8:45〜50)→川乗山(10:30〜38)→日向沢の峰(11:45〜55)→蕎麦粒山(12:38〜55)→一杯水(14:07) 

21日:一杯水(5:00)→酉谷峠(6:53〜7:05)→長沢山(8:54)→柱谷の頭(9:15〜20)→芋木ノトッケ(10:15)→大ダワ(10:45〜50)→雲取山荘(11:15〜30)→雲取山(12:00〜55)→狼平(13:45〜50)→北天のタル(15:00〜07)→飛竜山(15:42〜50)→飛竜権現(16:07) 

22日:飛竜権現(6:55)→ハゲ岩(6:57〜7:10)→将監峠(9:10〜15)→山の神土(9:33〜35)→西御殿岩(10:33〜38)→唐松尾山(11:20〜38)→笠取山(12:55〜13:05)→雁峠(13:31〜36)→新地平(15:15) 

距離
54.3km(20日:14.4km、21日:22.5km、22日:17.4km)
 


連休谷間に有休をとり4連休としたので、今年のテント山行のまとめとして、2泊3日で出かける。
予定では一杯水、雲取山荘にテントを張る予定だったが、大きく変更した。天気は3日とも晴。
 
20日(古里→川乗山→一杯水)
古里駅前のセブンイレブンで買いだしをして出発する。
駅からは樹林の中をぐんぐん登り、尾根に出る。重い荷物がきついが、晩秋の山道を気持ち良く歩いていると、意外に早く川乗山手前の分岐に着く。ここに荷物を置いて山頂を往復する。

踊平では林道の建設をしていた。こんな山奥なので驚いた。
日向沢の峰から先は、尾根歩きだったが、このあたりから疲れが出てきた。
何とか一杯水避難小屋に到着するが、とても寒い。

三ツドッケを往復し小屋に戻ると、他に中年夫婦のみ(外にテントの女性が一人)だったので小屋に泊る。
きれいな小屋であった。薪ストーブがあって火を焚いたが、煙突が詰まっていて煙が充満した。
ストーブの上でコンビニのすき焼きを暖め、それと酒で夕食とする。
その夫婦と話をしたとき、おやじに雲取山荘ではなく、もっと歩くよう言われ、なんと将監峠まで歩くことを決意する。
暗くなったので、6時に就寝する。
 
21日(一杯水→雲取山→飛竜権現)
4時半起床。暗い中出発すると、鹿がたくさんいて、ちょっと怖かった。

長沢背稜はそれほどでもなかったが、雲取の登りでばて始め、山荘と山頂で長い休憩をとった。
雲取山荘は立て替え中で、間もなく完成の様子。主人の新井氏と、少し話す。
雲取山頂の気温は3℃。展望はよく、奥多摩、奥秩父、そして南アルプスまで見えた。

この後も足取りは重く、結局将監峠まで行くのをあきらめ、飛竜権現前のスペースにテントを張った。
夜は持参の酒を飲みながら、とても静かな時間を楽しんだ。ほかに全く人もいないので少々怖かったが、こんな山奥に一人でいることに、これまで経験したことのない心地よさがあった。

飲みながらそのまま眠ってしまい、夜8時半頃気がつく。 夜中は風が強かった。
 
22日(飛竜権現→笠取山→新地平)
5時20分起床。気温は−2℃。体を暖めるため、熱いココアをゆっくり飲んだりして、7時前に歩き始める。
ハゲ岩からは大展望で、前出の山々がくっきりと見えた。将監峠付近から先、少し雪が見られる。

唐松尾山の登りで、まちがえて西御殿岩の直登の薮道に入ってしまい、時間、体力とも大きなロスとなる。しかし、そこからの眺めは良かった。
西御殿岩を下り始めると、正しい道に合流した。
その後笠取山まで(登山地図上で破線)も苦労せずに歩くことができた。

雁峠からは、95年に歩いた沢沿いの道を下る。今回で奥秩父縦走が雲取〜甲武信までつながった。

バスを途中で下車し、三之橋の「笛吹の湯」で3日間の汗を流した。
 

BACK