北アルプス(蓮華温泉→八方・2003年8月)

2003.8.13〜17

第4日目(8/16)
コース
村営宿舎(5:09)→丸山(5:19〜25)→杓子岳(6:20〜27)→白馬鑓ヶ岳(7:22〜32)→天狗山荘(8:15〜17)→不帰キレット(9:41〜47)→一峰(10:10〜13)→二峰(11:22〜32)→唐松岳(12:17〜37)→唐松山荘(12:48)
天気
晴。午後は霧 
気温
村営宿舎:7℃
距離
9.8km

朝から晴れる
朝4時ごろに目が覚める。
天気がよさそうなので、急いで準備をして出発する。
テント場から、朝焼けの杓子岳、鑓ヶ岳が美しい。

 
丸山→杓子岳
歩いてすぐの丸山で景色を楽しむ。
朝日に照らされた剣岳が素晴らしい。目の前に杓子岳や鑓ヶ岳、大雪渓。前日に歩いた朝日岳、雪倉岳も間近に見えている。
夏山らしい真っ青な空が、やる気を出させる。

一旦下り、杓子岳への分岐。
巻き道を行かず、山頂を踏むことにする。分岐は標識等はなかった。
山頂への道はガレていて登りにくい。たどりついた杓子岳の東側は絶壁で恐る恐る下をのぞき込んだりした。


 
トウヤクリンドウの花畑
杓子岳から大きく下ると、次の鑓ヶ岳へ急な登りが始まる。だが、登り始めると、それほどきつくはない。
途中の斜面には、一面にトウヤクリンドウが咲いていた。

 
白馬鑓の大展望
花に励まされながらガレ場を登り切ると、鑓ヶ岳山頂。
大展望で、五龍、鹿島槍から槍穂高、立山、剣岳、その後ろに白山も見えている。振り返ると、白馬岳もくっきり
五龍・鹿島槍〜槍穂高〜針ノ木〜水晶岳などの大展望
ここからまた下り。天狗山荘へは小ピークを一つ越し、意外に時間がかかった。
天狗山荘の手前にはウルップソウの花が若干残っていて驚いた。
強い日差しと涼しい風の下、静かな縦走路を順調に進む。

キレットへと下る
天狗の頭を過ぎてしばらく歩くと、天狗の大下り。ここから不帰嶮のスタートとなる。一気に緊張感が高まる。
大下りの最初の鎖場が少し恐く、その先も急なガレ場下りだった。反対の登りはきついだろう。
下っていくと途中で霧が出てくる。
 

不帰嶮の難所
300mほど下ると最低鞍部で、第1峰の登り。あまり大したことはない。
第2峰の登りの途中の岩場が一番厳しく、逆コース(下り)だと困難かなと思った。
第2峰の登りで
ここを過ぎると、案外楽に進めた。
かなり疲れてきたころ、2峰南峰に着く。この先は難所はないらしいので、ほっとする。
3峰は巻いてしまい、いきなり唐松岳の山頂が見える。すごい数の人だ。

 
賑わう唐松岳
唐松山頂では、天気もいいのでゆっくり過ごす。ハイキング装備の人も多く、雰囲気がガラリと変わった。
唐松山荘は、もう目の前。
唐松岳からの唐松山荘
下るとすぐに唐松山荘。テント場は小屋から下った斜面だが、早い時間だったので上の方に張れた。
小屋に戻り生ビールを飲む。ジョッキが凍っていて感激!
その後も散歩や水汲み(かなり下の雪渓まで)など、のんびり過ごす。なぜかコマクサが咲いていた。
隣の学生の気象通報を聞いていると、翌日は雨のよう。既に霧が出ている。
反対側の隣、千葉から夫婦のご主人と話をする。もともと山をやっていて、個人テントは初めてとのことだった。

 
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山行記録2003年