北アルプス(蓮華温泉→八方・2003年8月)

2003.8.13〜17

第3日目(8/15)
コース
朝日小屋(6:15)→朝日岳(7:11〜30)→小桜ヶ原(8:32)→雪倉岳(11:09〜34)→鉢の鞍部(12:35〜38)→三国境(13:43〜52)→白馬岳(14:38〜58)→村営宿舎(15:28)
天気
曇時々霧 
気温
距離
12.4km

雨が止む
5時ごろ起きる。雨は夜中は降っていたが、今は降っていない。
前日の予報では今日は雨だったが、周りが皆出発していることもあり、出発することにする。
どんよりした天気ではあるが、テント場からは雪倉岳や、雲に隠れた白馬岳が見える。
朝日岳への登りでは、前日の雨がしみ込んだ荷物がまだ重い。

 
再び朝日岳
ゆっくりと登り、朝日岳に着く。
ひどい目にあった前日とは違い、曇り空ではあるが前方に大きな雪倉岳、振り返ると苦労して登った五輪尾根と、その後ろに糸魚川の海まで見えた。
朝日岳から糸魚川の海を眺める

 
雪倉岳を目指す
山頂からぐんぐん下っていくと、小桜ヶ原という湿原に出る。霧が出てきた。
寂しい感じではあるが、このあたりからすれ違う人が出てくる。すぐに霧も晴れてきた。
今度は雪倉岳まで600mの登り返し。長いので焦らずに一歩一歩進む。
大きな荷物を背負った単独行の若い女性とすれ違い、さすが北アルプスだと驚く。

 
雪倉岳への辛い登り
雪倉の登りは長くて苦しい。振り返ると、日本海とその奥に佐渡島が見える。
標高差で約半分の地点で休憩する。トウヤクリンドウやマツムシソウなどの花が咲いていた。
振り返ると朝日岳が大きい
ガレ場を登り切ると、ようやく雪倉の山頂。曇ってはいるが時々晴れ間も見え始める。
ここでなんと、前日に白高地沢で抜いたおばちゃん二人に再会する。
別の男性(親不知に行くそう)→にキュウリを食べないかと言われたが、疲れて食欲がなかったので遠慮した。
また下り&登り
雪倉岳からは、鉢ヶ岳の巻道まで200m以上下ってから、再び500m余りも登ることになる。先は長い。
鉢ヶ岳巻き道への下り(右下に避難小屋)
霧の切れ間から白馬が見えるが、まだまだ遠い。
鉢ヶ岳の巻道で雪渓をいくつか渡る。花はあまり咲いていなかった。
鞍部からは、ひたすら登っていく。断続的に霧が出る。
最後にガラガラの歩きにくいガレ場を登ると、どうにか三国境に着いた。

 
白馬岳
三国境からは、一気に人が増えて心強い。
足取りも軽く白馬山頂に着くが、残念ながら展望はなかった。
白馬岳まで、あと一歩
山頂からテン場にかけて、パトロールの若い女性と話してみる。
トリカブト、トウヤクリンドウ、女性に教えてもらった黒い花(名前は忘れてしまった)などが咲いていた。

 
白馬のテント場
テント場には40張りくらいあり、賑わっている。
夕方には一旦晴れ、白馬山頂はもちろん、剣も一瞬見えた。

 
携帯電話で実家に電話してみると、雨でストーブを出してるそう。
この日の関東の最高気温は20℃前後という異常な天気で、沿岸部の実家は更に寒かったのだろう。
夜8時頃にトイレに行くと霧だったが、しばらくしてまわりの話でテントの外を見ると、ものすごい星空。
天の川がくっきりと見えた。

 
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山行記録2003年