長年あこがれだった南アルプス南部。
台風が接近していたので、中止にするかどうか直前まで決めかねていたが、どうやら西に抜けるようなので、行くことにする。
椹島から反時計回りに、荒川・赤石を山小屋2泊で巡る。
臨時の「ムーンライトながら」で横浜を出発。
昔の鈍行の頃はよく乗ったが、ムーンライトになってからは2回目。特急のおさがりのような車両だった。
静岡までは2時間半ほどなので、あまり眠れない。
静岡到着後、街を軽く散策してから、駅の通路に新聞紙を敷いて休んでいると、警備の人に、ここで寝ないようにと言われる。
仕方なく外のベンチに座るが時々激しい雨が降ったりして、寝れる状況ではなかった。
バスでの長い移動
バスは駅前から5時43分に出発。既に新静岡からの乗客が何人かいた。
この日は台風の影響で雨の予報が出ていて、雲が流れもすごく早い。
不安を感じながら、車内で配られた登山届けを記入する。バスは登山者専用といった感じだ。
横沢と井川でトイレ休憩がある。バスの中でだいぶ眠ったので、気分的には意外に早く東海フォレスト駐車場に着く。
ここで3000円の券(山小屋の予約金みたいなもの?)を買い、椹島までのマイクロバスに乗り換える。
20人以上ぎっしりで身動きもできない状態で、1時間のデコボコ道はなかなか辛かった。
静岡駅から実に4時間半。椹島に到着すると、「ついに来た!」という感じがした。
雨はなく、ザックカバーだけ付けて出発する。
遅い時刻ではあるが、千枚小屋までひたすら樹林帯の登りなので、雨が降っても比較的歩けるだろうと思った。
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