北アルプス(鹿島槍・五龍岳 2004年8月)

2004.8.13〜15

第2日目(8/14)
コース
冷池テント場(4:31)→布引山(5:14〜22)→鹿島槍ヶ岳(6:05〜24)→北峰分岐(6:43〜7:06・北峰往復)→キレット小屋(7:57〜8:12)→口の沢のコル(9:15〜22)→五竜岳(12:05〜38)→五竜山荘(13:21)
天気
霧のち雨 
気温
距離
8.4km


暗い中、布引山から鹿島槍へ
腕時計の目覚ましを2時半にセットしていたが、シュラフの中に時計があったので聞こえず、気づいたときは3時40分だった。外を見ると晴れているようだ。大急ぎで仕度する。

テントを片づけ、遠いトイレにまた往復し、4時半に出発。既に先に行く人が多い。
前日に散歩した平坦な道を、布引岳へと向かう。まだ暗いので花は楽しめない。
下界の大町や針ノ木、八ヶ岳、南アルプス、それに富士山までも見えているが、反対側の立山・剱の上の方はガスがかかっている。

布引山の急登は思った以上にきつく、ゆっくりゆっくり登った。ここの山頂付近もトウヤクリンドウが咲き乱れている。注意をしないと踏みそうなほどだ。
雲のせいで見えていなかったが、太陽が昇り始めていた。
目の前に見える鹿島槍へ向かう。登りは3段に分かれていて、見た目ほどきつくはなかった。
山頂まであと5分というあたりで、なんと山頂にガスがかかり始めた。
 

鹿島槍ヶ岳(南峰・2889m)
ガスを見て急いで登るが、辺りはすっかり真っ白になり、風も強くて寒いだけで何も見えなかった。この後、この日はついに霧が晴れることはなかった。
 
山頂からは急な岩場を下って吊尾根を進み、分岐のところに荷物を置いて北峰を往復する。
濃い霧なのだが、せっかく来たので一応登ろうという感じ。写真だけ撮って戻ってきた。イワベンケイが所々で咲いている。

八峰キレット方面へ下る。人がずいぶんと少なくなっていることに気づく。
富山側から強風で霧が上がってきているようで、長野側の下界が時々見える。
途中、ものすごい絶壁の上を通過するところがあり、恐る恐る覗いてみると、残雪豊富な谷がはるか下に見えた。
キレットの少し手前で小雨が降り始める。
 

 
八峰キレット
更に岩場を下っていくとキレットになる。狭い谷にへばりつくように、ハシゴや鎖場を越えていく。
よく整備されているが、高度感はあり、慎重に進む。足場が乏しいところは、細い丸太を渡してあった。
 
最後に一気に真下へ下ると、キレット小屋に到着。他に登山者は一人しかいなかった。
この日の中間点。パンを食べ休憩。靴紐を締め直して出発する。
雨がだんだん強くなってくる。
鎖場の下りが多く、濡れた岩で滑りやすいので時間がかかる。

途中の直角に曲がる場所では、間違えてまっすぐ下り始めてしまい、上に居た人に呼び止められて戻ることができた。
だいぶ疲れてきたころ、ようやく口ノ沢のコルに着く。やや広い平地で、テントも張れそうな感じである。地面に石を並べて「口ノ沢」と書かれていた。
小休止して、霧の中の傾斜のゆるい道を登っていく。
北尾根の頭でもう一休み。霧で何も見えないが、静かで落ち着く。
先に進み、ハシゴを下って歩き続けると、いきなり急登となる。G5の登りのようだ。
ザレていて、下りだと滑りやすいか。このあたりで、また風雨が強くなってくる。
 

G5の岩場
ザレ場を過ぎると、岩場の連続。その岩場ですれ違いを待っていると、上から下ってきた人がガレで滑って、崖に落ちそうになる。かなりヒヤリとした。
実際に今年もこのあたりで転落事故があったと後で知る。
 
岩場の登り下りでだいぶ疲労がたまってきた頃、五竜本体の登り。岩をよじ登るような感じで、重い荷物が辛い。
傾斜がゆるくなってくると間もなく山頂への分岐。ようやく気分が落ち着く。
 
五龍岳(2814m)
相変わらずガスは濃いが雨はやんでいた。誰もいない。
だがしばらく休んでいると、何人か登ってきた。黒菱から日帰りで往復という、軽装のおじさんがいて驚いた。
 
五龍岳からの下りも、最初は濡れた岩場があって慎重に行く。またも雨と風が強まり、五竜山荘まで結構時間がかかった。

五竜山荘では、本日1畳に2〜3人との看板がある。
縦走路のすぐ下にテントを張るが、強風でなかなか張れなかった。
3時過ぎに風は収まるが、夜中は再びひどい風雨。だが意外にもよく眠れた。
 


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山行記録2004年